モーター駆動、プラズマ・ディスプレイなどの用途向け絶縁電源回路と絶縁ゲート・ドライバーを1つのパッケージに搭載した業界初の絶縁ハーフブリッジ・ゲート・ドライバー

　アナログ・デバイセズ（ＡＤＩ）は、絶縁電源回路と絶縁ゲート・ドライバーを一つのパッケージに搭載した業界初の絶縁ハーフブリッジ・ゲート・ドライバー「ＡＤｕＭ５２３０」と「ＡＤｕＭ６１３２」を発表した。ＡＤｕＭ５２３０は、４月にサンプル出荷と量産を開始する予定。同６１３２はサンプル出荷中で、量産は７月の予定。価格は２・２５ドルと２・１２ドル（１千個受注時の米国の参考単価）。

　 新製品は、同社のｉＣｏｕｐｌｅｒテクノロジーを使用して絶縁電源回路と絶縁ゲート・ドライバーが一つのパッケージに収納されている。このテクノロジーにより、ハイサイドとローサイド出力の絶縁および独自の集積絶縁電源技術ｉｓｏＰｏｗｅｒを実現した。

　 ｉｓｏＰｏｗｅｒは、ｉＣｏｕｐｌｅｒテクノロジーのチップスケール・マイクロトランスと高電圧ＣＭＯＳプロセスを活用して、絶縁ＤＣ―ＤＣコンバータを形成している。

　 ＡＤｕＭ５２３０とＡＤｕＭ６１３２の違いは、電源容量とハイサイド／ローサイドの絶縁構成で、ＡＤｕＭ５２３０は２００ｍＷの電力を供給する。ハイサイドとローサイド出力は相互に絶縁され、入力からも絶縁されている。

　 ＡＤｕＭ６１３２は、３００ｍＷの電力を供給し、ハイサイド出力だけが入力から絶縁されている。

　 両デバイスはモーター駆動、プラズマ・ディスプレイ、電源およびソーラー・パワー・コンバータのインバータ部用途向けに設計されている。パッケージは、１６ピンワイドＳＯＩＣで供給される。