1.3mAの低消費電流と17メガヘルツの広いゲイン帯域幅をもち室温時およびマイナス40度Cから125度Cの拡張温度範囲にわたって20fAという業界で最も低い入力バイアス電流を保証する高精度アンプ

　ナショナル　セミコンダクター　ジャパンは、室温時およびマイナス４０度Ｃから１２５度Ｃの拡張温度範囲にわたって２０ｆＡという業界で最も低い入力バイアス電流を保証する高精度アンプ「ＬＭＰ７７２１」を発売した。価格は５５０円（１千個購入時の単価）。

　 新製品は、１.３ｍＡの低消費電流と１７メガヘルツの広いゲイン帯域幅を持つエネルギー効率の高いＰｏｗｅｒＷｉｓｅブランドの製品で、フォトダイオード・センサーや高インピーダンス・センサーのシステム感度と精度を最大限に高め、バッテリ駆動携帯機器や電気化学センサー・インターフェイス回路の感度と精度を向上させるのに最適だ。

　 この製品は、独自のＶＩＰ５０　ＢｉＣＭＯＳプロセス技術を用いて低い入力バイアス電流を維持する入力バイアス除去回路を内蔵しており、バイアス電流の代表値が３ｆＡで、２５度Ｃ時に２０ｆＡ、８５度Ｃ時に９００ｆＡ、１２５度Ｃ時に５ｐＡの保証されたバイアス電流制限を提供し、１.８Ｖから５.５Ｖの電源電圧範囲で動作する。

　 アンプおよびディスクリート・デュアル入力ＭＯＳＦＥＴの代わりにＬＭＰ７７２１を採用することで、基板スペースを約５０％低減できる。

　 パッケージは、電源および出力ピンからアンプの入力を絶縁する特殊なピンアウトを採用した８ピンのＳＯＩＣパッケージで供給される。