携帯電話やマルチメディア携帯機器向けMirrorBit EclipseアーキテクチャをベースにしたMCP(マルチ・チップ・パッケージ）に最適な65ナノプロセスによるNOR型フラッシュメモリー

　米スパンション（バートランド・カンブー社長兼ＣＥＯ）は、携帯電話向けに６５ナノメートルプロセスによるフラッシュメモリーのサンプル出荷を開始した。福島県会津若松市の３００ミリメートルウエハーライン「ＳＰ１」で、０８年下半期から量産を予定している。

　戦略的なＯＥＭメーカーへのサンプル出荷を開始した“ＭｉｒｒｏｒＢｉｔ　Ｅｃｌｉｐｓｅ”アーキテクチャをベースとするＭＣＰ（マルチ・チップ・パッケージ）は、標準的なＮＯＲ型フラッシュメモリーの高いランダム・アクセス性能と、業界最高レベルのプログラミング機能を兼ね備えている。

　携帯電話やマルチメディア携帯機器で写真、音楽、動画などのデジタル・コンテンツが増える中で、同社のＭｉｒｒｏｒＢｉｔ　Ｅｃｌｉｐｓｅアーキテクチャをベースとしたメモリー・ソリューションは、アプリケーションの高速ロード、起動時間の短縮、画像の高速保存や読み出しなどユーザー・エクスペリエンスを向上できるのが特徴。

　これらにより、ミドル・エンドからハイ・エンドな携帯電話プラットフォームで、優れたユーザー・エクスペリエンスの提供により、携帯端末ＯＥＭメーカーのコスト削減、プログラミングの高速化、早期生産立ち上げに貢献する。