車載ボディー制御向け16ビットフラッシュメモリー内蔵マイコン、80ピン「R8C/38E」、64ピン「R8C/36E」、48ピン「R8C/34E」

　ルネサス　テクノロジは、１６ビットフラッシュメモリー内蔵マイコンＲ８Ｃ／Ｔｉｎｙシリーズの車載機器向けラインアップ強化として、機能を強化し、パッケージピン数を増加した８０ピンの「Ｒ８Ｃ／３８Ｅ」、６４ピンの「Ｒ８Ｃ／３６Ｅ」、４８ピンの「Ｒ８Ｃ／３４Ｅ」など合計１２グループ３６品種を製品化、７月からサンプル出荷を開始する。

　サンプル価格は３５０円から６４０円。量産は０９年６月から月１０万個で開始し、１１年６月には同１００万個を予定している。

　１２グループは、８０、６４、４８ピンの各パッケージでＣＡＮインターフェイスおよびデータ格納用のフラッシュメモリーの内蔵有無の組み合わせによる４グループをそろえている。

　新製品は、車載ボディー制御に対する様々なニーズに対応でき、２０ピンから８０ピンパッケージ品まで機能互換のため、仕様変更が生じた際でも設計変更なく、より最適な製品に置き換えができる。

　また、内蔵発振回路の発振精度を向上し、業界最高クラスのプラスマイナス１％以内の発振精度を持つ高速オンチップ・オシレータを搭載している。

　さらにデータフラッシュは、バックグラウンドオペレーション機能を内蔵しており、データフラッシュが書き込み、消去中でもＣＰＵが命令を実行できる。このため、プログラム開発を容易化できる。