モバイル機器やモジュール機器向け業界最小クラスとなる2016サイズのクロック用水晶発振子「DSO211AR」

　大真空は、業界最小クラスとなる２０１６サイズのクロック用水晶発振器「ＤＳＯ２１１ＡＲ」を開発した。

　外形寸法は２.０×１.６×０.７２ミリ（高さ０.８ミリｍａｘ．）。セラミックパッケージに合金溶融封止を採用したＳＭＤタイプで、特にモバイル機器やモジュール関連機器をターゲットに開発した。従来の２５２０サイズと比べると、容積が０.００４１ＣＣから０.００２４ＣＣとなり、約４２％の小型化を実現。実装面積に換算すると５.０平方ミリメートルから３.２平方ミリメートルと、約３６％の低減で高密度実装が可能となる。

　独自の発振回路設計により、１.６―３.６Ｖの幅広い電源電圧での動作が可能だ。８０メガヘルツ／１.８Ｖ動作時の消費電流は最大で３ｍＡと、低消費電流を実現している。

　さらに、合金溶融封止技術の採用と電極材料の改善で、従来機種と同等以上の耐環境性能を確保した。

　完全鉛フリー。ＲｏＨＳ指令にも対応している。