コンパクトでありながら優れた接触安定性を備えたプリント基板専用ピアノ形ディップスイッチ「DYP/SYPシリーズ」

　フジソク（川崎市中原区、笠井徹社長）は、コンパクトでありながら、優れた接触安定性を備えたピアノ形ディップスイッチ「ＤＹＰ/ＳＹＰシリーズ」を開発、１２日から正式にリリースする。初年度の目標売上数量は１００万個。

　 同シリーズは、プリント基板専用のピアノ形ディップスイッチで、ディスクリート（ＰＣ端子）とサーフェイスマウント（ガルウイング端子）の２種を標準で用意。カスタムでＪリード端子にも対応している。

　 ツマミはフラットとロングの２種類があり、ＯＮ設定位置を上方または下方の２種類の選択が可能だ。フラットツマミには、テープシールタイプ（丸洗い）とテープシールなし（非洗浄）の２種類を用意している。

　 ＲｏＨＳ指令に対応し、鉛フリーハンダ耐熱にも優れた温度特性を発揮する。

　 同シリーズは、フジソクと日本電産コパル電子が技術の枠を結集して商品化したもの。従来の薄型モデルを維持しつつ、高い接触信頼性を兼ね備えた新しいピアノディップスイッチ。動作方向で、従来の水平位置から上方を変更し、水平位置から下方への動作となる切り替え方式を採用。新方式の動作採用により、外的要因（落下物など）による誤動作防止や操作部強度の改善に貢献する。

　 鉛フリー、カドミウムフリー、水銀フリー、六価クロムフリー、ＰＢＢ（ＰＢＤＥ）フリーなどに対応。

　 定格は、ＤＣ５０Ｖ１００ｍＡ（通電定格）、ＤＣ６Ｖ１００ｍＡ/ＤＣ２４Ｖ２５ｍＡ（開閉定格）、ＤＣ２０ｍＶ１マイクロＡ（最小定格）。電気的耐久性５００回。