DDR3 RDIMM向に1.5の電源電圧で動作する28-56ビットレジスタード・バッファでPLLを内蔵したDDR3レジスタ「SN74SSQE32882」

　日本テキサス・インスツルメンツは、ＤＤＲ３　ＲＤＩＭＭ向けにＰＬＬを内蔵したＤＤＲ３レジスタ「ＳＮ７４ＳＳＱＥ３２８８２」を業界ではじめて量産を開始した。価格は５.９０ドル（1000個受注時の参考価格）。

　新製品は、１.５Ｖの電源電圧で動作する２８―５６ビットのレジスタード・バッファで、記憶データの信頼性を向上するパリティ機能をサポートしている。また、毎秒８００メガ―１３３３メガビットと高いデータレートをサポートするほか、１個のモジュール内で最高７２個のＤＲＡＭをサポートできる。また、電源電圧および温度の変化に対して安定したクロック周波数および出力遅延特性を提供する。

　さらにワンチップでクワッド・ランクをサポートしていることから、サーバー、ワークステーション、記憶装置などの回路基板に面積を全体的に削減するとともに、消費電力の低減に役立つ。動作周波数範囲は、３００メガ―６７０メガヘルツとなっている。パッケージは、１７６ボールのＭｉｃｒｏＳｔａｒ　ＢＧＡ（鉛フリー）で供給される。