医用計測機器などの16ビットおよび18ビットシステムに適したユニティ・ゲインで安定動作するオペアンプ「ADA4898」

　アナログ・デバイセズ（ＡＤＩ）は、最新の低ノイズ・オペアンプ「ＡＤＡ４８９８」を発表した。現在量産出荷中で、価格は１.８９ドルとなっている（ＡＤ４８９８―１、米国における1000個受注時の参考単価）。

　新製品は、ユニティ・ゲインで安定動作するオペアンプで、超低レベルのブロードバンド・ノイズ（１ナノＶ／　ヘルツ）、１０で１.２ナノＶ／　ヘルツのｆ分の１ノイズ、低歪み（５００キロヘルツでマイナス１１０ｄＢｃ）、Ａ／Ｄコンバータの性能を最適化するＤＣ精度を提供する。

　とくに１６ビットおよび１８ビットのシステムに適しており、高速、高スルーレートによりアンプの速度と精度の最適な組み合わせを提供する。動作電圧範囲もプラスマイナス５Ｖから同１５Ｖと広くなっている。

　また、ＡＤ７３６１、ＡＤ７６３４をはじめとする高精度コンバータと組み合わせて使えるように設計されており、レーダ・ベースの衝突回避、医用計測機器などの１６ビットおよび１８ビット高精度計測機器アプリケーションに適している。パッケージは、８ピンＳＯＩＣで供給される。