動作温度を-40度Cから+105度Cまで拡大し極度の高温条件下でも正常に動作する車載用メモリ「ATシリーズ」

　米マイクロン・テクノロジーの日本法人（勝本健一社長）は、動作温度をマイナス４０度Ｃからプラス１０５度Ｃまで拡大し、極度の高温条件下でも正常に動作する車載用メモリー製品「ＡＴシリーズ」の新製品を発表した。

　これまでのＡＴ（オートモーティブ・テンパラチャ）シリーズ製品は、動作温度の範囲がプラス８５度Ｃまでだった。

　最近の自動車は、様々なエンターテインメント、利便性や最先端の安全性を追求したオプション機能（ＮＡＶＩ、情報通信、運転アシストなど）を備え、これら多くの機能を搭載したシステムを稼働するには、限られたスペースに多くの新技術を組み込む設計が必要となっている。

　しかし、各部品の動作時には、高温となるため、車両の狭いスペースに密集する機器が増えることで高温が発生し、正常な動作を維持するのが難しい環境となる。

　同社の新ＡＴシリーズは、高温環境下での使用ニーズに対応したもの。ＰＳＲＡＭ、ＳＤＲ、ＤＤＲ２、モバイルＤＲＡＭがそろう。