電波プロダクトニュース



080602_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月2日080602_01 村田製作所 ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 一般産業用

RFIDタグに対応の多層技術を用いてLCフィルタやコイルなどを内蔵する高周波デバイス「マジックストラップ」


 村田製作所は、RFIDタグ対応の高周波応用部品「マジックストラップ」(LXMS31シリーズ)を商品化した。サンプル価格は50円/個(100個発注の場合)。7月から月産200万個で量産体制に入り、将来的には1000万個を目指す。

 「マジックストラップ」は、同社の高周波フィルター技術を応用展開したもので、多層技術を用いてLCフィルターやコイルなどを内蔵する高周波デバイス。

 現在主流のRFIDソリューションのようにICを直接アンテナに搭載するのではなく、フィルター機能を保有する「マジックストラップ」にICを内蔵することで、実装コスト、インピーダンス設計など様々な問題を解決し、RFID機能の導入を容易にする。

 接着剤や両面テープなどの非導電性材料でRFID用タグへ実装でき、電子機器のPCB基板へはリフローハンダで実装できる。

 インピーダンスマッチング機能、広帯域化回路を内蔵し、一つのRFIDタグデザインで世界UHF帯(860メガ―965メガヘルツ)に対応する。リファレンス・デザインを利用することで、アンテナの設計そのものが不要となる。

 電子機器のプリント基板に実装する場合、グランド面を放射板(電磁波を空間から受領し、かつ放射する導電性材料)として利用すれば大幅なスペース削減が可能だ。読み取り可能距離は10センチ幅の物流タグやプリント基板への搭載時で約5メートルとなっている。

 外形寸法は横3.2±0.2×縦1.6±0.2×高さ0.7(max.)ミリ。


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