PSoC製品でタッチスクリーン向けとして1チップでマルチオールポイントを実現する「TrueTouch」

　米サイプレス（Ｔ・Ｊ・ロジャース社長＆ＣＥＯ）は、ＰＳｏＣ（プログラマブル・システム・オン・チップ）製品でタッチスクリーン向けとして、１チップでマルチオールポイントを実現する「ＴｒｕｅＴｏｕｃｈ」を開発、８月からサンプル出荷を開始する。量産出荷は９月を予定している。

　タッチスクリーン市場は、ワイヤレスハンドセット、コンシューマ、コンピュティション、オートモーティブ、白モノ家電など幅広い分野で急速に普及しており、日本でも搭載デバイスの需要が伸びている。

　ＴｒｕｅＴｏｕｃｈ製品は投影型静電容量式を採用し、画面のどの部分からの入力でも最大１０入力を同時に解釈できる１チップのタッチスクリーンソリューション「マルチタッチオールポイント」機能を組み込んでいる。

　この新機能によって設計者は、携帯用ハンドセット、ポータブル・メディア・プレヤー（ＰＭＰ）、ＧＰＳシステムなど製品に新しいモデルを作成できる。

　「タッチスクリーンは、ユーザーが画面のコンテンツと直接対話することで新しい機能を簡単かつ直感的に操作できる。投影型静電容量式の良さにより、従来の抵抗膜式の市場を置換していきたい」（日本サイプレス／ミッチェル・ボールセン社長）としている。