出力15W/アナログ入力/シングルエンド出力のステレオクラスDオーディオアンプ「TPA3121D2」「TPA3124D2」

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、出力１５Ｗ、アナログ入力、シングルエンド出力のステレオクラスＤオーディオアンプ「ＴＰＡ３１２１Ｄ２」と「ＴＰＡ３１２４Ｄ２」を発表した。

　現在、量産出荷中で、価格はいずれも１.４５ドル（1000個受注時の参考価格）。

　新製品のシングルエンド・アーキテクチャは、２組のインダクタとコンデンサ構成のフィルターを省略できることから、原材料費と基板実装面積の低減に役立つ。

　ＬＣＤＨＤＴＶに内蔵の２４Ｖのバックライト電源で動作できる。オーディオ専用の電源が不要なことから、よりコストの低減が可能となる。さらに、９０％を超える高効率動作をすることから、放熱器も不要だ。

　出力回路は、シングルエンドのステレオ出力をサポートするほか、モノラルで３０Ｗ出力のＢＴＬモードにも設定できる。

　ＴＰＡ３１２１Ｄ２は、３０マイクロ秒と高速のミュート時間も備えている。また、過電圧、過熱および短絡などの故障に対する自己保護回路を内蔵しており、高い信頼性を確保できる。

　パッケージは、２４ピンのＴＳＳＯＰで供給される。