電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月20日080820_02 日本計器製作所 変換部品 モーター・アクチュエータ 一般民生用

各種小型電子機器向け量産レベルとしては業界最小のサイズの10ミリ角小型軸流ファン「MF10A-03」


 日本計器製作所(東京都大田区南久が原1―13―6、青柳衆一社長)は、各種小型電子機器や携帯用電子機器向けに、量産レベルとしては業界最小サイズとなる10ミリ角サイズの小型軸流ファン「MF10A―03」(厚さ2.2ミリメートル)を開発した。9月からサンプル出荷を開始する。同月中に量産体制が整う予定で、当初、月産2千個前後での量産を予定している。

 新製品は、各種小型電子機器における内部冷却用ファンの小型・高性能化ニーズに対応して開発したもの。

  同社では、小型軸流ファンの最小サイズとして15ミリ角タイプ(厚さ4.5ミリメートル)の量産出荷を行ってきたが、これまで積み上げてきた微細加工技術などを活用し、大幅な小型・薄型化を実現した小型軸流ファンを開発した。10ミリ角サイズは、量産レベルとしては業界最小径となる。

  MF10A―03の外形寸法は、10×10×厚さ2.2ミリメートル。定格電圧3.3V。定格電流0.05A。最大風量は0.032CFM(0.9×3マイナス10立方メートル/min)。最大静圧2.5Pa。騒音14dBA。回転数1万2200RPM。

  今回開発したのは、縦に風が流れるタイプで、今後は横吹き出しタイプの開発も計画中。

  用途はPDA、携帯電話、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)、デジタルカメラ、DVC、携帯型TVなど。

  同社は、1943年(昭和18年)の創業以来、一貫して手掛けてきた精密機構技術をベースに、各種ファンモーター、ヒートシンクファンを製品化し、市場投入している。同社のブラシレスDCファン「ブランド名=SEPA」は、羽根形状の改良により、同社従来品比で大幅な高性能化(高風量化)を実現している。

  ロータ部の徹底研究により、高速回転に伴う旋回流を抑えて送風効果を高め、小型・薄型化を実現し、高信頼で長寿命。同時に低騒音、低消費電力、低振動化を達成しており、特に25ミリ角以下の小型・高風量軸流ファンでは高い市場シェアを確保している。



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