車載用DC-DCコンバータ向けアバランシェ保証型のショットキーバリアダイオード「UCHD30A09」

　日本インター（石井政夫社長）は２５日、ハイブリッド車など自動車のＤＣ―ＤＣコンバータ向けに新しいアバランシェ保証型のショットキーバリアダイオード（ＳＢＤ）「ＵＣＨＤ３０Ａ０９」を開発、サンプル出荷開始を発表した。１０月から量産出荷、月産２０万個を予定している。サンプル価格は２００円。

　ハイブリッド車に搭載されるＤＣ―ＤＣコンバータは、バッテリから電装品に低電圧電源を供給するため高効率、小型・軽量化が強く求められており、これらのニーズに対応したもの。

　ＵＣＨＤ３０Ａ９０は、３０Ａ―９０Ｖで連続アバランシェ耐量を保証している。

　新耐圧設計により、繰り返しピークサージ逆電力（Ｐｒｒｓｍ）１９５Ｗ（パルス幅＝１０μｓ、Ｔｊ＝２５度Ｃ、ｄｕｔｙ＝１％）の保証を実現した。

　製品の外形は、同社独自の薄型ＴＯ―２６３パッケージに搭載、厚さ１.７ミリメートルという製品の薄型化も達成している。

　今後、車載ＤＣ―ＤＣコンバータ向けに電圧のバリエーションを拡充する。