電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月30日080930_08 ローム 半導体素子 半導体センサー 移動体通信機器用

モバイル機器向け超小型1.6ミリ角の照度センサー2品種


 ロームは、超小型照度センサーICを開発し、10月からサンプル出荷を開始する。

 1.6×1.6×0.55ミリのWSOF5小型面実装パッケージで供給する。電流出力タイプのアナログ照度センサーIC「BH1620FVC」と16ビットシリアル出力タイプのデジタル照度センサーIC「BH1720FVC」の2品種を取りそろえた。

 携帯電話をはじめとするモバイル機器や液晶テレビなどに供給する。

 09年1月からBH1620FVCは月産200万個体制で、BH1720FVCは同150万個体制でそれぞれ量産を開始する。前工程はローム・アポロデバイス(福岡県筑後市)、後工程はローム インテグレイテッド システムズ(タイ)で行う。

 従来のWSOF6パッケージ(3.0×1.6×0.7ミリ)と比べ、容積で約60%小型化した。BH1620FVCは5ピンフルに使用可能。BH1720FVCは回路の最適化で小型化した。

 感度ばらつきを独自のフォトIC技術とトリミング技術によりプラスマイナス15%に抑えた。視感度に近い分光感度特性を実現した。シャットダウン機能を内蔵、低電流化を図った。

 BH1620FVCは、0ルクスから10万ルクスまでの照度を測定できる。液晶画面を輝度調整するための照度データを出力可能。照度データに応じて液晶ディスプレイやキーパッドの輝度を調整することで、機器の低消費電力化、画面の視認性を向上できる。業界で初めて電流出力ゲインを3段階に切り替え可能とした。駆動電圧2.4Vから5.5Vで動作。1.8Vロジック入力インターフェイス対応。

 BH1720FVCは、ICバスインターフェイス対応。1―6万5528ルクス相当の広い入力光範囲に対応。照度を1ルクス単位で高精度に測定できる。デジタル値で照度値を出力できるため、これまで必要だった外部での演算処理を不要にした。50/60ヘルツ光ノイズ除去機能により、安定した測定を実現した。


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