タイムスタンプ機能を搭載したリアルタイムクロックモジュール「RX-5412SF」

　エプソントヨコムは、システム異常や警報信号の発生日時を記録・蓄積するタイムスタンプ機能を搭載したリアルタイムクロックモジュール「ＲＸ―５４１２ＳＦ」を開発した。０８年度中の商品化を目指す。

　タイムスタンプ機能は、異常、緊急、その他の信号を検知、記録する機能で、システムの信頼性の向上をはじめ、品質管理からセキュリティまで、幅広い分野に対応できる。

　新製品は、４本の入力端子を持ち、各端子の識別情報とともに日時を記録することが可能だ。

　このほか、汎用メモリーおよびタイムスタンプ用メモリーとして使用することができる２５６バイトＳＲＡＭ、ウォッチドッグタイマー、汎用タイマー、電源切り替えなど豊富な機能を装備している。

　さらに０.５μＡとローパワー設計で、休日、夜間、停電時などのシステムダウン時でも、バックアップ電池による計時とタイムスタンプ動作ができ、信頼性の向上とともに、バッテリの小型化にも貢献する。

　動作電圧は２.５―５.５Ｖ。計時電圧は１.４―５.５Ｖ。サイズは１０.２×５.４×２ミリメートル。