FeliCa無線インターフェイスモジュール「RC-S801/802」と、FeliCaICカードチップ「RC-S965」

　ソニーは、非接触ＩＣカード技術“ＦｅｌｉＣａ（フェリカ）”の使用用途の拡大を狙い、無線インターフェイスモジュール“ＦｅｌｉＣａ　Ｐｌｕｇ”「ＲＣ―Ｓ８０１」「ＲＣ―Ｓ８０２」と、様々な形状で利用できる“ＦｅｌｉＣａ　Ｌｉｔｅ”ＩＣカードチップ「ＲＣ―Ｓ９６５」を開発した。それぞれ０９年春、０９年夏の製品化を予定する。

　 ＦｅｌｉＣａ　Ｐｌｕｇは、電子機器製品に組み込み、外部リーダー/ライターなどとのデータ転送を可能にする有線端子付きインターフェイスモジュール。従来のフェリカチップと異なり、メモリーやＣＰＵを搭載しないことで小型化・低コスト化を実現した。

　 健康機器や電子玩具などの幅広い分野の電子製品にモジュールを組み込み、フェリカの“かざすだけ”のデータ転送機能を付加することで、ＦｅｌｉＣａポート搭載ＰＣやインターネット上のサーバーと連携した新サービスが可能になる。

　 ＦｅｌｉＣａ　Ｌｉｔｅは、セキュリティ機能の簡易化、ファイルシステムの最適化で、従来より小型・省電力で低価格なＩＣチップ設計を実現。廉価カードやシール、ポスターなど様々な用途で、フェリカの展開が期待できる。