伝導冷却が可能なパワーモジュール型DC-DCコンバータ「CESシリーズ　タイプP」

　コーセルは、パワーモジュール型ＤＣ―ＤＣコンバータ「ＣＥＳシリーズ　タイプＰ」（エイスブリックサイズ）を開発した。標準価格は７８００円。

　半導体製造装置や携帯電話基地局などでは、高効率・高性能化への要求が強い。既に同社では、ＣＥＳ、ＣＱＳシリーズとして、８０Ｗ、１００Ｗ、１５０Ｗ品を順次商品化し、市場で高い評価を得ている。

　今回の新製品は、多彩な冷却要求に応えるため、伝導冷却を可能としたもの。

　マイコンを搭載し、ユーザーの多彩な仕様に合った機能を簡単に実現することができる。

　また、従来のアナログ制御とマイコンを使ったデジタル制御を混成制御（デジタルアシスト制御）することで、部品点数の削減や、入力急変時の過渡応答特性を従来比８分の１に抑えるなどの高性能化を実現した。

　サイズは、世界通信機器標準パッケージであるブリックサイズを採用している。重さは２６グラム。付属機能としては、マイコン搭載による各種機能の自由な設定が可能だ（シーケンス、ラッチ動作など）。

　出力電圧バリエーションは３.３Ｖ、５Ｖ、１２Ｖ　全３機種。安全規格は、ＵＬ（アメリカ）、Ｃ―ＵＬ（カナダ）、ＴＵＶ（ドイツ）取得、電安法（日本）準拠。ＣＥマーキングは、低電圧指令適合。入力電圧範囲はＤＣ３６―７６Ｖ。無償保証期間は５年となっている。