高精度データコンバータを内蔵する低電力データ収集システム「MAX1329」

　米マキシム・インテグレーテッド・プロダクツは、信号調整やセンサー励起向けに高精度データコンバータを内蔵する低電力データ収集システム（ＤＡＳ）「ＭＡＸ１３２９」を発表した。

　1000個以上購入時の参考価格は７.４９ドルとなっている。

　新製品は１２／１６ビットのＡＤコンバータ（ＡＤＣ）、デュアル１２ビットのフォース／センスＤＡコンバータ（ＤＡＣ）、電圧リファレンスを備えている。

　１２ビットＡＤＣは変換速度が３００Ｋｓｐｓと高速で、血糖値センサーの信号など高速に減衰する過渡信号を統計化するのに最適となっている。

　分解能を高めるために、内部のディザリングとデジタル信号処理により、ＡＤＣ本来の１２ビット分解能を１６ビットに拡張できる。

　最大１０マイクロ秒の高速セトリングを備えた高精度１２ビットＤＡＣ（プラスマイナス２ＬＳＢ　ＩＮＬ、プラスマイナス１ＤＮＬ）も、センサー励起用に内蔵されている。

　プラス１.８―３.６Ｖのデジタル電源、およびプラス２.７―５.５Ｖのアナログ電源で動作する。

　内蔵のチャージポンプはプラス５Ｖ、最大２５ｍＡの電源を提供し、他の回路に給電できる。

　パッケージは、６ミリ角サイズの４０ピンＴＱＦＮパッケージを採用している。