家電製品向け高リプルの高性能アルミ電解コンデンサ「ZLKシリーズ」

　ルビコンは、家電製品の小型・薄型化に対応した高リプルのアルミ電解コンデンサ「ＺＬＫシリーズ」を開発した。２月からサンプル出荷、３月から量産を開始する。

　新製品は、高リプルシリーズとして０８年に発表した「ＺＬＪシリーズ」をさらに上回る高リプルに対応したシリーズで、従来の高リプルシリーズ「ＺＬＨシリーズ」と比較して、最大で１.６倍の定格リプル電流を実現したシリーズ。

　市場としては、高リプル電流が要求される液晶バックライトインバータや、アルミ固体コンデンサを使用している電源をターゲットとしている。

　新たに開発した高信頼性電解液、耐リプル特性に優れた電極箔、低密度セパレータの採用により、高性能を実現した。

　従来の「ＺＬシリーズ」との対比では、同一定格リプル電流であれば、３サイズ以上の小型化が可能となり、機器の信頼性を維持しながら、小型化に大きく貢献し、コストダウンに対応できる。

　サイズはφ８×１６―φ１０×２５ミリメートル。温度範囲はマイナス４０度―プラス１０５度Ｃ。定格電圧は１０―３５Ｖ。静電容量は２２０―１８００μＦ。保証寿命は4000―5000時間となっている。

　リプル電流は２０５０―３１６０ｍＡ（１０５度Ｃ　１０５キロヘルツ）。インピーダンスは０.０２４―０.０５９Ω（２０度Ｃ　１００キロヘルツ）。