電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月27日090227_02 アルプス電気 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 自動車機器用

車載短距離光通信用MOSTコネクタ「FLTM1G1シリーズ」


 アルプス電気は26日、車載短距離光通信用MOSTコネクタ「FLTM1G1シリーズ」を開発、今月からサンプル出荷を開始したと発表した。サンプル価格は3000円(税込み)。9月からの量産開始を予定している。同月にはコンポーネント事業部長岡工場(新潟県長岡市)で、月産5万個の生産を予定する。

 MOST(メディア・オリエンテッド・システムズ・トランスポート)は、車載用の情報通信系の光通信システムで、欧州の自動車メーカーを中心に採用が広がっており、ネットワークのスリム化や通信の高速化、ノイズ低減などが可能なことから、今後も急速な普及が見込まれている。

 新製品は、MOST1・1規格の2プラス0タイプに準拠した、車載短距離光通信用MOSTコネクタ。外形サイズは幅25.20×縦26.45×高さ13.00ミリメートルと小型ながら、2種類の電源電圧(5/3.3V駆動)に対応し、回路設計の自由度に貢献する。

 光ファイバケーブルとの光結合には、同社製の非球面レンズを使用した。独自の光学シミュレーション技術、流動解析技術、高精度成形技術を用い、成形性と光学性能を両立させた同社製非球面レンズは、光の結合効率が良く、光ファイバの位置ずれが起こりにくいため、安定した光学特性を達成している。

 接続部分のハウジングケース部には、耐熱性が高い有害物質フリーの樹脂を使用し、従来は不可能だったハンダ槽を用いたフロー方式によるハンダ付けが可能だ。

 ノイズ対策として、一体型の金属性シールドカバーで同製品を覆い、電磁波の影響を防止している。


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