電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月27日090327_02 アルプス電気 ユニット センサーモジュール 移動体通信機器用

コネクタ接続型業界最小の磁気センサー「HGDFPAシリーズ」


 アルプス電気は、センサー事業で新年度に向けても積極的な拡大を目指す。特に、新規事業として展開している磁気センサーとピエゾ抵抗式センサーは、09年3月期の売上高が前期比2倍以上となる見込みで、10年3月期も引き続き高い成長を目指す。

 同社は、センサー事業を全社的な重点事業の一つに位置付け、「SENSORING(センサリング)」をキャッチフレーズに、コア技術を生かした各種センサーの新製品開発に力を入れている。

 同社のセンサーのラインアップとしては(1)抵抗式センサー(2)磁気式センサー(3)静電容量式センサー(4)ピエゾ抵抗式センサー(5)光学式センサーの5種類がある。

 特に最近は、新規事業として磁気式センサーの拡充を図るとともに、ピエゾ抵抗式センサーも08年から事業を本格化させており、携帯端末や産業機器、白モノ家電、アミューズメント機器など各種アプリケーション向けに採用が拡大している。

 磁気式センサーは、自社開発の小型センサー素子により、小型・高精度で使い勝手の良い製品の開発を強化。新製品として、コネクタ接続型では業界最小サイズの磁気センサー「HGDFPAシリーズ」を開発、サンプル出荷を開始したのをはじめ、携帯電話での非接触回転検知用にインクリメンタルエンコード出力タイプ磁気センサー「HGPHDM001A」を製品化し、量産を開始している。

 HGPHDM001Aは、小型2in1構造(外形寸法2.0×1.0×0.55ミリメートル)で、磁石と素子を横に並べることができるため、レイアウト自由度に貢献し、携帯電話の薄型化ニーズに対応する。

 このほか、小型携帯機器向けに、磁気センサー・アナログXY2軸出力タイプの開発も進めている。

 ピエゾ抵抗式センサーは、小型気圧センサー(外形寸法2.5×2.5×0.7ミリメートル)の量産を昨年から開始した。同センサーの防水パッケージタイプや、アンプ付きタイプも近く立ち上がる見込み。センサーチップ単品販売も行う。

 センサーの生産は、長岡工場(新潟県)と古川地区(宮城県)で行い、現在は全量を国内生産でカバーする。数年後には全社売上高に占めるセンサーの構成比を10%以上に高める方針。


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