デザインの多様化に対応した曲面形の15.6型カラーTFT液晶モジュール

　三菱電機は２８日、設置場所やデザインの多様化に対応できる、曲面の形をした１５.６型カラーＴＦＴ液晶モジュールを開発したことを発表した。

　 今回、画素数の縦横比が３対１０の超横長の液晶モジュールを、平面のものと同等の表示機能を持ったまま湾曲させることに成功。

　 従来の平面表示と同等の表示画質を実現できるパネル構造とパネル加工技術、湾曲させても輝度分布がほとんど変化しないＬＥＤバックライト技術により、４８０ミリから４千ミリの曲率半径が自由に設定できるのが特徴。

　 超横長の１６００×４８０の画素を持ち、８００×４８０画素のＷＶＧＡの画面を横に２つ並べて表示できる。

　 本製品を複数枚横に並べることにより、コックピット風ディスプレイ、全方向型ゲーム機など平面モジュールでは難しい空間デザインや、デザイン優先機器の実現が可能になる。

　 外形寸法は、幅４０２×高さ１４０×奥行き４０ミリ。