アンテナ一体型リモコン用ZigBeeRF4CE準拠のRFモジュール「FD7003」

　ＳＭＫは８日、リモコン用に最適なＺｉｇＢｅｅ　ＲＦ４ＣＥ準拠「２.４Ｇヘルツ帯アンテナ一体型ＲＦモジュール（ＦＤ７００３）」を開発、８月から受注活動開始すると発表した。量産開始は今年１０月、生産能力は当初月産１００万個を予定する。

　 ＡＶ機器用リモコンは、一台で複数機器の制御ができ、多様な入力シーンに適応する製品が求められている。新製品は、こうしたニーズのために策定されたＺｉｇＢｅｅ　ＲＦ４ＣＥプラットフォームに準拠のリモコン用アンテナ一体型ＲＦモジュール。

　 通信方式は、２.４ギガヘルツ　帯のＩＥＥＥ８０２.１５.４のＰＨＹ/ＭＡＣ方式をベースに、Ｎ対Ｎ高信頼性双方向通信、低消費電力、ほかの２.４ギガヘルツ帯無線との共存、セキュリティ設定などに対応。電波による双方向通信とネットワーク機能により、便利でスタイリッシュなリモコンを実現する。

　 ＲＦの無指向性により、容易にリモコンを中心としたＰＡＮ構築が可能。ＺｉｇＢｅｅ　ＲＦ４ＣＥ　Ｖ１.００準拠。スタンバイモードや間欠受信により省電力化に対応。ＤＳＳＳ変調方式により、ノイズに強く高い混信防止性能を持つ。

　 モジュール単品で日本電波法、ＦＣＣ、ＣＥの認証取得予定でセットの開発時間や認証費用削減に寄与する。各種赤外線通信のデコード入力に対応し、既存の赤外線受光器から置き換えるだけで、セット側のアプリケーションソフト変更は不要。

　 用途はＨＤＴＶ、ホームシアター機器、ＳＴＢやオーディオなどのＡＶ機器、ＨＡ、ホームセキュリティ、給湯器、照明、エアコン、パソコンなど。

　 電源電圧２.１―３.４ＶＤＣ。動作温度範囲マイナス１０―プラス５０度Ｃ。外形寸法１７×４２×５ミリメートル（接続コネクタ含まず）。到達距離２０メートル以上（参考値）。