8チャンネル超音波フロントエンドソリューション「MAX2078」

　米マキシム・インテグレーテッド・プロダクツ（日本法人＝マキシムジャパン、東京都新宿区）は、ミキサーベースのＣＷＤ（連続波ドップラ）ビームフォーマを内蔵した業界最小電力の８チャンネル（オクタル）超音波フロントエンドソリューション「ＭＡＸ２０７８」＝写真＝を発表した。1000個購入時の参考価格は４７.５０ドルとなっている。

　新製品は、同社の高性能、低電力超音波コアの最新世代の代表製品。アクティブ入力終端、ローノイズアンプ（ＬＮＡ）、可変利得増幅器（ＶＧＡ）、アンチエイリアスフィルター、Ｉ／Ｑミキサー、ＣＷＤビームフォーマを一つのデバイスに集積している。

　２００Ωの入力インピーダンス終端で２.４デシベルという優れた総レシーバ雑音指数を達成するとともに、１チャンネル当たりの消費電力は６５ｍＷ以下。出力換算ノイズは「２３ｎＶ／ヘルツ」となっている。

　パッケージは、６４ピンＴＱＦＰパッケージを採用。ＣＷＤビームフォーマを除いたＭＡＸ２０７７もラインアップしている。