車載機器向けパネルとユニット間の着脱用多極コネクタ

　ミツミ電機はこのほど、車載用ＡＶ機器やカーナビなどのパネルとユニット間の着脱用多極コネクタ「ディタッチコネクタ」の各種バラエティを開発した。

　カーオーディオなどの本体とパネルユニットの着脱を行う際に使用するコネクタにおいて、ＵＳＢ接続などの多機能化に伴い多極ニーズが増加したため、２０極、２４極、３２極用を開発したもの。

　開発したのは、ディップ対応コネクタ３機種（ＣＡＭ―Ｈ９０、ＣＡＭ―Ｊ０９、ＣＡＭ―Ｊ１０）とリフロー対応コネクタ５機種（ＣＡＭ―Ｈ８９、ＣＡＭ―Ｈ７１、ＣＡＭ―Ｈ７２、ＣＡＭ―Ｈ７１Ｂ、ＣＡＭ―Ｈ７２Ｂ）。

　ソケット側に嵌合位置を決めるガイドを設けており、嵌合時のガタを吸収可能。ディップ対応コネクタは、ソケットコネクタはセットの基板に直接装着でき、ＶＡ可能。リフロー対応コネクタは、プラグ側はハンダ付け時のフラックス付着防止のためキャップを実装。ソケット側はリフローマウンタに実装可能な吸着用ポリイミドテープ付き。

　外形寸法は、リフロー対応プラグ「ＣＡＭ―Ｈ８９」（２０極）が２１.８×７.０×高さ６.０ミリメートル、ディップ対応ソケット「ＣＡＭ―Ｈ９０」（２０極）が２４.８×１４.５×高さ８.８ミリメートルなど。生産は、フィリピンのセブミツミで行い、０９年１０月には月産５００万個の生産を計画する。

　定格電圧１４ＶＤＣ。定格電流１Ａ。挿抜耐久性１万回。総挿入力１８.５Ｎ以下。総反発力１０.３Ｎ以下。使用温度範囲マイナス３０―プラス８５度Ｃ。