電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月14日090914_02 富士通コンポーネント ユニット 入力・出力ユニット パソコン・OA機器・LAN用

抵抗膜方式のマルチタッチパネル「FIDI530シリーズ」


 富士通コンポーネントは、抵抗膜方式でマルチタッチが可能なタッチパネル「FID1530シリーズ」の開発を完了し、6インチサイズでマイクロソフト社「ウインドウズ7」でのタッチパネル用インターフェイス「Windows Touch」用デバイスの動作・互換性認証プロセスをクリアしロゴ認証(Compatible with Windows7)を取得した。

 タッチパネルメーカーとして抵抗膜方式タッチパネルでの「Windows Touch」用デバイスロゴ認証取得は、同社が世界初となる。

 Windows Touchは、マイクロソフトの新OS「ウインドウズ7」に標準搭載されるタッチパネル用のユーザーインターフェイスで、多点入力などが必要となる機能を含む。今回、富士通コンポーネントがロゴ認証を取得したプロダクトネームは、NC41120―0022(FID1530シリーズの専用コントロールIC)。タッチパネルとしてはFID1530シリーズとなる。

 これまで、マルチタッチ可能なタッチパネルは静電容量方式が主流で、入力には素手または特殊ペンが必要だった。このため、市場では、通常の生活の中で普通に起きうる状況や身近にあるもの(手袋をはめた指や通常のペンなど)での入力が可能な方式が求められていた。FID1530シリーズは、同社の独自技術により、抵抗膜方式ながら多点入力を可能としたもの。特許申請中。

 製品供給形態は、タッチパネル本体、コントロールICまたはコントロール基板と、ドライバーソフト。ウインドウズ7のWindows Touch用デバイスとして動作させるには、タッチパネル本体と、コントロール基板またはコントロールICが必要。ドライバーソフトをパソコンにインストールすることで、同社独自の位置補正キャリブレーション機能など良好な操作性を実現する付加機能を追加できる。

■7インチまで供給可能

 フラッシュサーフェス対応も可能。パネルサイズは7インチサイズまで供給可能。12.1インチの大型パネル開発も進めている。

 FID1530シリーズの主な仕様は、方式は抵抗膜方式(同社独自方式、多点入力可能、特許申請中)。入力荷重は0.05Nから0.49N(ペン、指入力兼用)。打点耐久性100万打点(R8シリコンラバー、入力荷重2.45N)。文字筆記耐久性10万文字(R0.8POM、入力荷重2.45N)。コントローラは専用コントロールIC、専用コントロール基板。コントローラインターフェイスはUSB。対応OSはウインドウズ7。



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