携帯向け照度センサー一体型近接センサー

　シャープは、携帯機器向けに従来容積比で約２割小型化した照度センサー一体型近接センサーを開発し、２５日からサンプル出荷を開始する。

　 液晶画面の視認性向上のために周囲の明るさを検出する照度センサーの搭載が進む携帯機器向けに、樹脂の厚みと強度を最適化する独自のモールド技術を採用し、パッケージサイズ４.４×２.６×１.０ミリの小型化を実現した。１０年１月２９日から月産３０万個で量産を開始する。サンプル価格２３０円。

　 照度センサーと近接センサーを一体化した。同社従来品に比べ容積比で約２割削減。新開発の高感度アンプ内蔵により従来品で３ルクスだった最低検知照度を０.１ルクスにした。

　 機器のセンサー搭載部のカバー樹脂の光透過率の制限を減らし、設計の自由度を高めた。

　 ▽電源電圧２.２―３.６Ｖ▽検出範囲最大検知距離ＭＩＮ２５ミリ、最小非検知距離ＭＡＸ１２５ミリ▽照度センサー部測光範囲０.１―１３万１０００ルクス▽発光波長ＴＹＰ９４０ｎｍ▽ピーク感度波長５４０ｎｍ▽動作温度マイナス２５―プラス８５度Ｃ。