電波プロダクトニュース



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2月2日100202_02 サムスン電子 半導体集積回路 メモリー パソコン・OA機器・LAN用

30ナノプロセスによる超低消費電力のグリーンDDR3 DRAM


 【ソウル支局】韓国のサムスン電子は1日、30ナノメートル級の先進プロセス技術を使用し、業界最低消費電力のグリーンDDR(ダブルデータレート)3 DRAMを開発したと発表した。サーバーからノートPC、次世代ネットブック、モバイル機器など、幅広い分野での利用を見込んでいる。

 新DDR3は、容量2ギガビット製品で顧客企業による性能評価を成功裏に終えたばかり。サムスンは、DDR3 SDRAMを10年第1四半期(1―3月)の主要メモリー製品として位置付け、積極的に先進プロセスを使用し同製品の生産性向上に努める。また、様々な市場分野への高性能1.5V、および1.35V電圧DDR3製品の普及を促進していくという。

  サムスンの半導体事業メモリー担当、趙秀人社長は「次世代の30ナノメートル級DRAMの開発を加速させることで、当社はメモリー市場において最も競争力の高い地位を維持していくことができる」と語る。

  30ナノメートルプロセス技術をDDR3の量産に適用すると、40ナノメートル級技術を利用した場合に比べ60%生産性が向上。50、60ナノメートル級技術と比較すると、生産効率は2倍になる。

  また今回サムスンが開発した30ナノメートル級技術による2ギガビットのグリーンDDR3 DRAMは、50ナノメートル級DRAMに比べ消費電力を最大30%削減。4ギガバイトのモジュール製品を次世代ノートPCに利用した場合、消費電力は3W/時。ノートPC全体の消費電力のわずか3%にすぎないという。

  サムスンは、今年下半期にもこの新グリーンDDR3の量産を開始する計画だ。


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