携帯機器向けφ3.5ミリ小型ジャック（スプリング端子）

　ＳＭＫは２８日、携帯機器向けに「φ３.５ミリ小型ジャック（スプリング端子）」を開発、販売開始したと発表した。サンプル価格は５０円。生産能力は月産１００万個。

　 φ３.５ミリジャックは、携帯電話やポータブルオーディオなどの本体とヘッドホン・マイクの接続用など、多くの機器に搭載されており、需要が増加している。

　 新製品は、市場の要求に対応し、４極タイプで製品高さ４.６ミリメートルを実現したもの（同社従来品比１５％減）。セット設計の薄型化・小型化に貢献する。

　 基板への実装は、端子をばね形状にするスプリング方式を採用、セット機器組込み時に端子を基板に押し付ける構造。はんだを使わずに基板と接続することで、はんだリフローに対応し環境にも配慮している。

　 独自の新規ばね構造により、製品高さ４.６ミリメートルを実現した。４極１スイッチ機能付き。音声Ｌ/ＲとＧＮＤに加え、信号をさらに一つ接続することが可能。プラグの検出は、プラグを介したスリーブメークスイッチ方式を採用し、セルフクリーニング効果により接触信頼性を向上させている。ＲｏＨＳ指令対応品。

　 用途は、携帯電話、スマートフォン、ポータブルオーディオ、そのほか小型ＡＶ機器。

　 主な仕様は、定格電圧電流ＤＣ１２Ｖ　１Ａ。耐電圧ＡＣ５００Ｖ　１分間。使用温度範囲はマイナス３０―プラス８０度Ｃ。