SMDシリーズの1608サイズ「ポリスイッチfemto　SMDC素子」

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市、江部秀社長）はこのほど、ＳＭＤシリーズ最小の１６０８サイズのポリスイッチとして「ポリスイッチ　ｆｅｍｔｏ　ＳＭＤＣ素子」を販売開始した。

　 サージ・突入電流への備えから、誤操作対策にも最適。

　 新製品は外形サイズ１.６×０.８ミリメートル（０６０３インチサイズ）とＳＭＤシリーズ最小を実現。同社従来品（ｐｉｃｏＳＭＤ）に対し基板占有面積比で２５％のダウンサイジングを達成した。設計から生産まで国内で対応し、優れた品質と信頼性を提供する。

　 ２０ｍｓｅｃの高速トリップ。電流を遮断するまでの反応速度が適度に遅いため、サージ電流や電源オン時の突入電流に対する耐久性が高く、ヒューズのような誤動作もない。カーナビなど安定した電源の確保が難しい機器にも適合する。

　 想定外の使い方をされることもあるポータブルゲーム機器などの保護素子としても適している。自己復帰性があり、万が一の場合にも問題の解決とともに現状復帰できる。ＲｏＨＳ/ＥＬＶに適合。

　 ハロゲンフリー。ＵＬ/ＣＳＡ認証を取得している。

　 製品仕様は、ｆｅｍｔｏＳＭＤＣ００５Ｆは最大定格電圧１５ＶＤＣ、最大定格電流４０Ａ、保持電流値０.０５Ａ、トリップ電流値０.１５Ａ。ｆｅｍｔｏＳＭＤＣ０１０Ｆは最大定格電圧１２ＶＤＣ、最大定格電流４０Ａ、保持電流値０.１０Ａ、トリップ電流値０.２５Ａ。ｆｅｍｔｏＳＭＤＣ０１６Ｆは最大定格電圧９ＶＤＣ、最大定格電流４０Ａ、保持電流値０.１６Ａ、トリップ電流値０.４０Ａ。