CMOSプロセスによるGPS向け超小型１段アンプのLNA（低雑音増幅器）

　トレックスセミコンダクター（藤阪知之社長）は、ＣＭＯＳプロセスによるＧＰＳ向け超小型１段アンプ１.６ギガヘルツのＬＮＡ（低雑音増幅器）「ＸＣ２４０１Ａ８１６７Ｒ―Ｇ」を開発、６月から量産出荷を開始する。サンプル価格は２００円。

　 新製品は超小型（０.９５×０.７５×０.３８ミリメートル）で、低ＮＦ（０.６９デシベル、ＴＹＰ）、低消費電力（６.６ｍＷ、固定バイアス時）を実現した。１.２Ｖの低電圧動作に対応、抵抗１本を加えた自己バイアスによって１.８Ｖ、２.８５Ｖ、３.０Ｖの各種の電源電圧に対応できる。入出力ともに、少ない外付け部品で５０Ω整合が可能。

　 パッケージはＵＳＰＮ―４Ｂ０２を採用し、省スペース化に貢献する。また、ＥＵのＲｏＨＳ指令、Ｐｄフリー対応で環境に配慮している。

　 同社は今後も、ＬＮＡの製品ラインアップを充実、市場ニーズに対応した製品の開発に取り組む。