電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月20日100520_01 LGディスプレイ 表示デバイス 液晶・プラズマ・CRT 一般産業用

赤外線センサー3個搭載の21.5型フルHDのLCDモニターパネル


 韓国のLGディスプレー(LGD)は18日、光学式タッチ技術を採用した21.5型フルHD(高精細)LCDモニターパネルを発表した。赤外線センサーを3個使用することで、従来製品に比べタッチ性能と精度が大幅に向上している。10年第3四半期から量産出荷開始の見込みだ。

 LGDの新パネルは、軽くてソフトなタッチを特徴とする静電容量方式タッチセンサー技術の利点と、高精度という抵抗膜方式タッチ技術の長所を併せ持つ。このため、指のほかにもペンや爪など、ほぼあらゆるタイプの物を感知する。

  指やそのほかの入力デバイスを認識するのは、パネルの縁に配された赤外線センサーだ。現在、入手可能な光学式タッチパネルは、赤外線センサーを2個使用しているが、LGDが開発した新パネルは3個採用。このため、従来品に比べてタッチ性能が大幅に向上した。直径3ミリのボールを使ったボールペンでタッチしても、マルチタッチ機能を使っても、従来比95%以上の精度を提供する。

  既存の光学式タッチLCDパネルでは、赤外線センサーは別個のガラス基板上に配置され、それからLCDモジュールに取り付けられるが、LGDのパネルはシンプル構造でセンサーをLCDモジュールに統合。この結果、輝度は従来比で10%向上。パネル重量は1キログラムまで軽量化し、ベゼル幅11ミリ、厚さ20ミリを実現した。

  その優れた技術により同製品は、モニターパネルとしては初めて、米マイクロソフトによる「ウインドウズ7タッチロゴ」認証を取得している。

  LGDのチョン・ジェイン最高技術責任者(CTO)は「高精度、高性能はタッチパネル市場の拡大に不可欠の要素。光学式タッチパネルにより、優れたタッチ性能を提供することで市場ニーズに対応していく」と述べた。


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