車載電装機器向け「AEC-Q100」準拠のGPSレシーバ・チップ

　スイス半導体メーカー、ｕ―ＢｌｏｘＡＧ（日本法人：ユーブロックスジャパン＝仲哲周代表）は、Ｔｉｒｅ１車載電装機器メーカー向けにオートモーティブ規格「ＡＥＣ―Ｑ１００」準拠のＧＰＳレシーバ・チップ「ＵＢＸ―Ｇ５０１０」の量産出荷を開始した。

　 新製品は欧州の「ＧＡＬＩＬＥＯ―ｒｅａｄｙＵＢＸ―Ｇ５０００/Ｇ００１０」。フラッシュ・ベース・チップセットとしてＡＥＣ―Ｑ１００（ＩＣストレス試験）にも完全に準拠している。ＩＳＯの「ＴＳ―１６９４９」認定のＦａｂで生産。大手電装メーカーを通じ有力な自動車メーカーに納入される。

　 日本市場においても、高品質・高信頼性が評価され、国内のカーナビ機器メーカーに欧州市場向けとして採用が見込まれ、７月からのサンプル出荷開始を予定している。

　 ユーブロックス製品は、日本ではデジタル民生機器向けを中心に実績を挙げており、今回、新たに電装市場向け製品の導入でビジネス拡大に弾みをつけたい考え。「今年は日本で前年比３０％以上の売上げアップを目指す」（仲代表）。

　 日本法人では現在、主力のトーメンエレクトロニクスに加え、日立ハイテクトレーディングと４月１日付で販売代理店契約を締結、営業体制の強化を図った。