ODD（光学式）とSDD（ソリッドステート）のコンボ記憶装置「HyDrive」

　日立製作所と韓国ＬＧエレクトロニクスの合弁企業、日立ＬＧデータストレージ（ＨＬＤＳ、東京都港区）はこのほど、世界初の光学ディスクドライブ（ＯＤＤ）とソリッドステートドライブ（ＳＳＤ）のコンボ製品「ＨｙＤｒｉｖｅ」を発表した。これにより、ノートＰＣの高速駆動と大幅な小型化を実現するとしている。

　同製品は韓国のホームシアターＰＣメーカー、Ｍｏｎｅｕａｌが８月に発売するＰＣ「ＭＮ１０２―Ｏ」に搭載される。　ほかのＰＣメーカー向けには、１１年３月から出荷開始の予定だ。

　 「ＨｙＤｒｉｖｅ」は、ＳＳＤ容量３２ギガバイト版と６４ギガバイト版の２種類があり、それぞれＳＡＴＡ３.０ギガビット/秒のインターフェイスに対応する。

　 ＨＬＤＳでは１１年３月に、２５６ギガバイトＳＳＤ搭載、ＳＡＴＡ６.０ギガビット/秒対応の第２世代製品をリリースする予定。

　 台湾のＰＣ大手、ＡＳＵＳＵも「ＨｙＤｒｉｖｅ」の採用を決定しており、第１世代製品はオールインワンＰＣ「Ｅｅｅトップ」シリーズに搭載。また、第２世代製品もノートＰＣ「Ｎ６１ＤＡ」に採用する計画という。

　 ＨＬＤＳは、０１年に日立とＬＧが合弁設立した光学ドライブ専業企業。設立から９年間、世界の光学ドライブ市場でシェア１位を維持している。