HDD向け複合集積化リード・チャネル・テクノロジーによるSoC

　米ＬＳＩ（日本法人＝ＬＳＩロジック、東京都品川区）は、米シーゲイト社の最新ＨＤＤ製品向けに複合集積化リード・チャネル・テクノロジーを共同開発した。それにより、６５ナノメートルプロセスによるＳｏＣを用いた、業界初の低密度パリティ・チェック（ＬＤＰＣ）リード・チャネルを備えたＨＤＤが実現されたという。

　 共同開発では、シーゲイトのＬＤＰＣデジタル・バックエンド・リード・チャネルとハード・ディスク・コントローラＩＰに、ＬＳＩのフロントエンド・リード・チャネルおよびＰＨＹテクノロジーとを組み合わせて実現した。

　 今回の技術を利用して開発されたＳｏＣには、ＬＳＩの「ＴｒｕｅＳｔｏｒｅ　ＲＣ８０００/ＰＨＹ８０００」の技術とシーゲイトのＬＤＰＣリード・チャネル、ハード・ディスク・コントローラＩＰおよびファームウエアに加え、英ＡＲＭ社のＣＰＵコア「Ｃｏｒｔｅｘ―Ｒ４」も組み込まれている。シーゲイトのＨＤＤには、今回のＳｏＣが既に利用されている。