電波プロダクトニュース



100712_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月12日100712_01 アイティティキャノン 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 自動車機器用

EV充電用コネクタ(カプラー/インレット)「EVCシリーズ」


 アイティティキャノン(神奈川県座間市、巫淑興社長)は、新規事業として電気自動車(EV)充電用コネクタ(カプラー/インレット)を開発し、同市場に本格参入する。米国SAEJ1772規格対応のインレット1機種およびカプラー4機種の開発を完了し、一部、量産を開始した。今後も急速充電用などのラインアップ拡充を計画しており、「将来、EV充電用コネクタ事業を当社の新しい事業の柱の一つに育成していく」(巫社長)方針。

 開発したEV充電用コネクタ(シリーズ名=「EVCシリーズ」)は、車載用のインレット1機種とEV充電スタンドやホーム充電用のカプラー4機種。標準スペックは、インレットは「AC600V/100A」、カプラーは「AC600V/100A(急速充電用)」「AC600V/40A(中速充電用)」「AC600V/15A(低速充電用)」「AC300A/15A(ホーム充電用)」。SAEJ1772規格に準拠しており、5月にはUL認定(UL2251)を取得済み。

  同社のEV用充電コネクタは、同社が長年培ってきた、ミリタリ関係や鉄道関係、医療機器関係などのコネクタで実績のあるコンタクトの接触部を採用することで、高い接触信頼性を実現している。電線のフレキシビリティを重視した設計を行い、柔らかくて軽量なため、コネクタの引き回しが容易。カプラーは色の変更も可能。

  このほか、JEVSG105規格対応のEV急速充電用インレットの開発にも着手しており、11年4―6月頃の商品化を目指す。

  アイティティキャノンは米ITTキャノン社の日本法人で、インダストリアル、メディカル、航空宇宙、ミリタリ、通信市場向けに高信頼コネクタを供給している。EV充電用コネクタの開発はグループのVEAM(米国)で行い、生産は中国・深せん市の工場で行う。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |