ケーブルアセンブリenhanced QSFP+用SMTコネクタ

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市、江部秀社長）は、４０ギガビット/秒インフィニバンドとイーサネット（４×１０ギガビット/秒）で優れた電気特性を発揮するｅｎｈａｎｃｅｄ　ＱＳＦＰプラス用ＳＭＴ（表面実装型）コネクタを販売開始した。

　新製品は、極数は３８極で、インターフェイスやホストボードなどのＳＦＦ―８４３６規格に適合する。既存のＱＳＦＰおよびＱＳＦＰプラスのケーブルアセンブリや、光トランシーバに嵌合可能。

　 コンタクトとハウジングの構造は、信号伝送路を上下列とも最適化されるよう改良している。性能試験の結果、挿入損失、リターンロス、クロストークで著しく性能が向上していることが証明されている。要求に応じて電気モデルも提供可能。

　 既に量産体制を完備しており、製品サンプル（型番２１１０８１９―１）も提供可能。表面実装工程を考慮し、梱包形態にはリールを採用している。

　 タイコエレクトロニクスのＱＳＦＰプラス製品シリーズは、既に多種多様なＥＭＩケージとアクセサリ、カッパーケーブルアセンブリとＰＡＲＡＬＩＧＨＴアクティブオプティカルケーブルアセンブリなどの品ぞろえがあり、この製品群にＱＳＦＰプラスコネクタが追加された。

　 ＱＳＦＰプラスコネクタの設計に当たっては「低コストでの嵌合互換性を維持しつつ、既存品をしのぐ性能を実現するため、主要な技術を組み込んで設計した」（タイコエレクトロニクスのマイケル・ウォルムズレー高速伝送�T/Ｏグローバルマネージャー）とし、市場要求にマッチした次世代製品として拡販を推進する。