入力電源2.7-20Vの同期整流式降圧コンバータ「LTC3388」

　リニアテクノロジーは、２.７Ｖから２０Ｖの入力電源で最大５０ｍＡの連続出力電流を供給可能な同期整流式降圧コンバータ「ＬＴＣ３３８８」の販売を開始した。１千個受注時の単価は、２９５円から。
　 同製品は、無負荷での動作電流が７２０ｎＡであるため、産業用制御機器の電源をはじめ、様々なバッテリ駆動や、低消費電力アプリケーションに最適。１５μＡから５０ｍＡの負荷電流での効率は９０％を超え、安定化状態での無負荷消費電流が７２０ｎＡであることから、バッテリ駆動時間を延ばすことが可能だ。
　 また、高精度の低電圧ロックアウト機能を搭載しており、入力電圧が２.３Ｖを下回ると、コンバータを無効にして消費電流を４００ｎＡに低減するという。そのほか、安定化状態（無負荷）になるとスリープモードになり、消費電流を７２０ｎＡに抑制したり、出力の安定を維持するために降圧コンバータを必要に応じてオン/オフしたりする。
　 ３ミリ角のＤＦＮパッケージ（またはＭＳＯＰ―１０）で供給され、外付け部品は５個で済む。そのため、実装面積を最小限にとどめることができる。