電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月25日 100825_01 アルプス電気 接続部品 スイッチ・リレー・ヒューズ 移動体通信機器用

ワイドスイートスポットタイプのタクトスイッチ「SKSHシリーズ」


 アルプス電気は24日、携帯電話やポータブルオーディオなど小型携帯機器向けに、ワイドスウィートスポットタイプの小型・薄型タクトスイッチ「SKSHシリーズ」を開発、今月からサンプル出荷開始すると発表した。9月から量産開始する。生産は角田工場(宮城県角田市)で行い、11年8月には月産300万個の生産を予定する。

  新製品は、小型携帯機器用スイッチへの小型・薄型化と確実な操作感などの要求を両立するもの。薄肉成形技術や精密プレス技術を駆使し、従来品SKRWシリーズ(3.7ミリメートル角)に比べ、実装面積は約30%の小型化、操作範囲(スウィートスポット)を従来品同等の直径0.7ミリメートルとした。外形サイズは横3.3ミリ×縦2.9ミリ×高さ0.35ミリメートル。

  同社のタクトスイッチの接点にはメタルコンタクトが使われるが、製品筐体を小型化するとメタルコンタクトも小さくなり、操作範囲も小さくなるため、セットへのスイッチ実装時の遊び範囲は少なくなり、高い実装精度が求められ、実装設計の難易度が高くなる。

  SKSHシリーズは、シミュレーション技術を活用し、接点部分にプレス加工で微細なドーナツ状の突き出しを形成した新メタルコンタクトを開発。小型ながら広い操作範囲を実現した。メタルコンタクトの受け側の固定接点部は分割構造を採用。接触ポイントが増え、ほこりやごみの侵入も分割のスリット部分に逃すことができるため、安定した接触を実現する。リフローはんだ対応。

  作動力は1.6N(動作寿命20万回)/2.35N(同5万回)。最小定格DC1V/10μA。


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