3216/1608サイズの電流検出用金属板低抵抗チップ抵抗器

　釜屋電機は、金属板低抵抗チップ抵抗器のラインアップを拡充した。電流検出用途が広がっていることに対応したもの。これまでの６３３２サイズ（６.３×３.２ミリメートル）に加え、新たに３２１６サイズと１６０８サイズを追加した。これによって、高密度実装化への対応が強化されたことになる。

　 新たにラインアップしたのは１６０８サイズで定格電力が０.３３Ｗ、定格抵抗値が１０ｍΩの「ＲＬＰ１６」、３２１６サイズで同１Ｗ、同５ｍΩ、１０ｍΩ、１５ｍΩの「ＲＬＰ３２」。

　 これによって、１６０８サイズ、３２１６サイズ、６３３２サイズで１５ｍΩ以下のラインアップとなった。

　 鉛フリー、ハロゲンフリー、アンチモンフリーを実現し、環境負荷物質の低減に寄与する。

　 用途は、電源回路、マザーボード、バッテリパックの大電流を要する回路の電流検出抵抗器として最適。

　 低抵抗チップ抵抗器は抵抗素子によって多彩化。厚膜、薄膜、金属箔、巻線など各種タイプがあるが、小型で十分なパワーを持ち、低抵抗を実現しているのが金属板タイプ。同社の製品は、抵抗値の制御を精密加工技術によって、厚みとサイズで行う独自の高精度技術を採用している。