低インピーダンスのリード形アルミ電解コンデンサ「LZAシリーズ」

　日本ケミコンは、従来品に比べ３０％の低インピーダンス化を実現したリード形アルミ電解コンデンサ「ＬＺＡシリーズ」を開発した。ケミコン岩手において、月間１００万個の規模で量産を開始する。

　 家電機器やカーエレクトロニクス機器に使用されるＤＣ―ＤＣコンバータなどの電源におけるデジタル化、小型化、高性能化の進展で高周波領域での低インピーダンス化ニーズに応えるもの。

　 低インピーダンス化と小型化を実現するために、従来品に比べアルミ電極箔の対向電極面積を大きくとった。これによって、「ＬＸＺシリーズ」に対して、２０度Ｃ、１００キロヘルツでのインピーダンスを約３０％低減して優れたリプル除去性能を実現し、同時に同一サイズ比で５０―８０％の高容量化を実現した。

　 サイズはφ１０×１２.５ミリ―φ１２.５×２５ミリメートル。６.３―３５Ｖ定格で３３０―６８００μＦをカバーする。耐久性は１０５度Ｃ５千時間保証。