最大電力点制御機能搭載の同期整流式昇圧コンバータ

　リニアテクノロジーは、最大電力点制御（ＭＰＰＣ）機能を搭載し、２５０ｍＶの低入力電圧で起動する同期整流式昇圧コンバータ「ＬＴＣ３１０５」の販売を開始した。

　 １千個時の単価は２７０円から。

　 同製品は、０.２Ｖ―５Ｖの広い入力電圧範囲で動作する。そのため、光起電力電池や熱電発電機、燃料電池といった高インピーダンスの代替電力源からエネルギーを捕集するのに最適。４００ｍＡの内部同期スイッチにより効率を最大限に高め、Ｂｕｒｓｔ　Ｍｏｄｅ動作によって消費電力を２２μＡに抑えるため、コンバータの効率も最適化される。

　 また、ＭＰＰＣの設定値をユーザーがプログラム可能なので、入力電圧を低落させずに、あらゆる電力源から最大限のエネルギーを抽出できる。

　 加えて、最大６ｍＡの出力電流を供給する補助ＬＤＯを備えており、メーン出力が充電中に外部のマイコンやセンサーに電力を供給できる。メーン出力は満充電されると、５.２５Ｖの高電圧で最大１００ｍＡの出力電流を供給可能である。

　 なお、パッケージ形態は、３ミリ角のＤＦＮパッケージで供給される。