情報絞り込み検出機能付きメモリー「情報検デバイス（SLID)」

　エイ・オー・テクノロジーズ（千葉県柏市、井上克己社長）は情報絞り込み検出機能を備えたメモリー「情報検出デバイス（ＳＬＩＤ）」を開発した。

　 必要な情報を、効率良く見つけ出すために活用されている検索技術。その検索をより高速化するため、「ＳＬＩＤ」はアドレスごとの検索（逐次検索）を不要にし、目的とする情報を直接検出することができるという。対象となる情報は、一次元から多次元の情報まで様々な情報検出に利用可能だ。

　 「年々増大化していく情報を処理するため、現在、検索技術はなくてはならない技術になっている。今後、ＣＰＵとメモリー、ＳＬＩＤのそれぞれ特徴を生かした新しい情報処理体系が実現されることにより、情報処理の流れを大きく進化させることができる」と井上社長は話す。

　 同技術の応用例や従来技術との比較を、分かりやすく説明する「ＳＬＩＤ技術説明会」を来月３日、東京都内で開催する。