電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月3日 101203_02 STマイクロエレクトロニクス 半導体集積回路 マイコン・DSP 一般産業用

ARMコアで「Cortex-M4/M0」をベースにしたSTM32マイコン


 STマイクロエレクトロニクスが、ARMコアベースの32ビットマイコン「STM32」の製品ラインアップを強化している。以前から展開しているCortex―M3ベースの製品に加えて、DSPなどを必要とする高機能市場向けにCortex―M4ベースの製品を、8ビット市場向けに価格を重視したCortex―M0ベースの製品を11年末にも量産開始。Cortex―Mベースのマイコン市場において、50%以上という世界シェア(出荷数ベース)のさらなる拡大を狙って攻勢を掛ける。

 同社はこれまで、Cortex―M3ベースのSTM32シリーズで、16/32ビット市場を中心に製品展開を進めてきた。しかし、より広範な市場をカバーすることを狙って製品を拡充。

  特に日本市場においては「ビット別に市場が細分化されており、多くのアーキテクチャが存在している状態。セグメントごとに断片化してしまっている」(セミア・ハダドマーケティング・マネージャ)という。

■幅広い市場に対応
  そうした状況の解消を狙って、Cortex―M4/M0をベースにしたSTM32を製品化。機能と価格それぞれを重視した製品群をそろえ、幅広い市場に対応する構えだ。これにより、ユーザーは、同一プラットフォーム/開発環境を利用できるなどのメリットも享受できる。

  Cortex―M4/M0をベースにしたSTM32は、11年第2四半期にサンプル出荷、11年末の量産開始を予定している。

  また、Cortex―M3ベースのSTM32の強化も推進しており、90ナノプロセスを適用した「F2」シリーズ30品種以上をラインアップに追加。STM32プラットフォームで180品種以上の製品ポートフォリオを実現した。

  日本では、特にPOS/在庫管理システム、スマートグリッド、産業機器、セキュリティ/火災報知/空調システムという4市場を中心に展開を図る方針だ。

  F2は、既に20社以上の顧客にサンプル出荷中で、11年第1四半期に量産を開始する予定である。


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