電波プロダクトニュース



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12月9日101209_01 サムスン電子 ユニット 記憶ユニット パソコン・OA機器・LAN用

低消費電力のサーバー用8ギガバイトRDIMM(メモリモジュール)


 【ソウル支局】韓国のサムスン電子は7日、3次元積層技術「シリコン貫通ビア(TSV)」を適用した低消費電力DDR3 DRAMをベースに、サーバー用8ギガバイトRDIMM(レジスタード・デュアルインライン・メモリーモジュール)を開発したと発表した。従来のRDIMMに比べ最大40%、消費電力を節減できるという。

 TSVは、ダイを複数枚重ね合わせ半導体チップを立体構成し、ダイのシリコン基板を垂直に貫通したマイクロメートルサイズの穴を銅で充填(じゅうてん)するパッケージ技術。従来のワイヤボンディングによる積層技術に比べると、信号線路が大幅に短くなり信号遅延を短縮。シングルチップの薄さで、マルチスタックチップの機能を実現できる。

  また、TSV技術を用いることでチップの消費電力も大幅に削減され、サムスンが今回発表した8メガバイトRDIMMは、従来のRDIMMに比べ最大40%の省エネが可能。さらにメモリー密度を大幅に高めることができるため、メモリースロットの数が30%減少する次世代サーバーでも、DRAM密度を50%以上向上させて、高密度で高性能なサーバーを実現できる。

  TSV技術は、サーバーの低消費電力と、メモリー容量増大、性能向上といったパラドックスを解決するための主要技術、とサムスンは説明している。

  今回発表の8ギガバイトRDIMMに採用したDDR3 DRAMは、40ナノメートル級のプロセス技術によるものだが、サムスンは今後、30ナノメートルおよびそれ以降のノードにもTSV技術を適用していく。TSV技術採用のメモリーモジュールは、12年以降、様々な製品がリリースされる予定だ。


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