電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月27日 101227_01 テーダブリュ電気 ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 移動体通信機器用

携帯機器用超スリム・防水ワンセグアンテナ数種類


 テーダブリュ電気(横浜市都筑区池辺町3891、津村元史社長)は、携帯電話/スマートフォン用アンテナ事業で、11年も積極的な事業拡大を目指す。「超スリム化」「防水」をキーワードに新製品開発を加速させており、ワンセグアンテナでは新製品として「M3サイズ・筐体内収納タイプ(2段)」や独自のシール構造採用の「防水ストロー付きアンテナ」、φ0.8ミリの「超スリムアンテナ」を開発した。さらに、車載用シャークアンテナの開発にも着手し、11年秋をメドに商品化を目指す。

 同社は70年創業の電子部品メーカー。アンテナ事業は7年ほど前から立ち上げ、携帯電話やPC、無線機、車載通信機、カード通信機などの分野向けに各種アンテナの開発・製造を行う。特に最近は、携帯機器向けワンセグ放送用アンテナのラインアップ拡充を推進し、携帯機器用ワンセグアンテナ市場で高いシェアを確保している。

  新製品のM3サイズ・筐体内収納タイプのスリムアンテナ(2段開発済み)は、M3.0ねじ式ホルダーに対応し、従来モデルのM3.5サイズ(Min)を凌ぐ省スペース化を実現した。

  防水ストロー付きアンテナは、独自の防水構造を施した筐体内収納式アンテナで、端末内部の実装面積の有効活用に貢献する。端末使用時の安全性に配慮し、操作する人の方向にはアンテナが傾かない構造。

  超スリムアンテナは、アンテナ径φ0.8ミリの超極細構造の筐体内収納式アンテナで、筐体内占有容積は従来比67%と大幅ダウンに成功。スマートフォンに最適な製品。

  車載用アンテナ(FM/AM、GPS)は、車載用シャークフィンアンテナの開発を進めており、11年秋をメドに商品化を予定。車載アンテナ市場への本格参入を目指す。

  このほか、携帯電話用の内蔵用セルラーアンテナの開発も進める。同社の携帯電話用内蔵アンテナは、PET材を使用して成形により製造する印刷方式によるアンテナで、低コスト化や立体化を特徴とする。

  同社の10年のアンテナ生産実績は、年間で約400万個に達する見込み。11年は海外ユーザー向けも含めて年間600万個への拡大を目指す。「今後も超スリム化や防水をキーワードに、さらにシェアを高めていく」(同社)。

  同社のアンテナの生産能力は、国内外の工場を合わせ、月産100万個程度まで対応できる体制を整えている。



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