MOSFET向けパワーマネジメントコントローラとドライバー集積IC

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、低電圧向け２次側の同期整流に使用される標準/ロジックレベルのＮチャンネルＭＯＳＦＥＴ向けに、パワーマネジメントコントローラとドライバーを集積した「ＵＣＣ２４６１０」を発売した。

　 価格は１千個受注時０.７５ドル。出力電圧５ＶのＡＣ/ＤＣアダプタやバイアス電源などで、電源の効率を最大５％向上させ、１次側の電源損失も低減する。

　 新製品は、最大スイッチング周波数が６００キロヘルツ。従来のダイオード整流では利用できなかった省電力機能や設計の利便性を提供する。低いスリープ時の消費電力、軽負荷時のマネジメント機能、スリープ状態や軽負荷動作からの同期したウェイクアップ機能は効率向上に貢献する。

　 ドレイン―ソース間電圧の検出回路を使用し、フライバック型、ＬＬＣ共振などの各種コンバータをサポートできる。

　 電源電圧範囲は、４.５―６.５Ｖで、ピーク出力電流は３Ａ。パッケージは８ピンＳＯＩＣと８ピンＳＯＮをラインアップしている。