産業機器向け2.5ギガbpsの次世代基板対基板コネクタ

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市、江部秀社長）は、産業用機器のデータ伝送高速化ニーズに対応する、２.５ギガｂｐｓクラスの次世代基板対基板コネクタ「インダストリアル　エクスプレス　２.５Ｇ」を販売開始した。

　 新製品は、ＣＮＣ装置やＦＡ機器など、産業用機器のコントローラ部に最適な基板対基板コネクタ。０.８ミリピッチ１６０極の高密度ながら、ピンアサインフリーで２.５ギガｂｐｓの伝送速度を実現している。

　 挿抜時の回転嵌合やこじりを想定したハウジング形状を採用。コネクタガイドなしでも確実に挿抜できる。ロックには、ディテント機構を搭載しており、嵌合時の優れた基板保持力を実現している。

　 接点には、接触信頼性に優れた独自の２点接点方式を採用している。機械的振動や、突発的な衝撃にも対応できる。

　 嵌合高さは、１２ミリメートルと１６ミリメートルの２種類をラインアップ。グランドプレートを電源として使用可能。

　 製品仕様は、定格電源３０Ｖ　ＡＣ　ｒｍｓ。定格電流０.５Ａシグナル、８Ａグランドプレート。総合抵抗５０ｍΩ以下。絶縁抵抗５００ＭΩ以上。挿抜耐久性１００回。使用温度範囲マイナス５５度―プラス８５度Ｃ。