電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月8日 110208_01 ローム 半導体集積回路 汎用リニアIC 移動体通信機器用

1.8-16.0V駆動モバイル機器等向けモータードライバーLSI


 ロームは、従来品の半分以下の業界最短ターンオン時間とチャージポンプレスによる1.8―16.0Vの広い動作電圧範囲を実現したモータードライバーLSIを開発した。

  DSC、携帯電話などのモバイル機器の長時間駆動や、10V以上の電源を持つ家電製品での使用を可能にした。モータードライバーLSIで約10%の世界シェアを、今回の開発品の市場投入によって、さらに引き上げる。

  今年3月から月産能力50万個体制で量産に入る。前工程をローム浜松で、後工程をローム エレクトロニクス フィリピンで行う。サンプル価格150円/個。

  新開発のモータードライバーLSIは、0.35マイクロメートルDMOSプロセスの採用と、コントロールロジックのスルーレートを改善した独自の回路技術により、低消費電流での高速駆動と1.8Vの低電圧駆動から16.0Vまでの幅広い電圧駆動を両立した。

  また、従来のチャージポンプレスモータードライバーLSIでモーター駆動電圧2.5V以下で0.3Ωより下がっていたオン抵抗を新開発のモータードライバーでは1.8Vまで0.3Ωにキープできた。

■ コンデンサ2個不要
  1チャンネル、スイッチング周波数500キロヘルツ、ターンオン時間500ナノ秒のチャージポンプレス従来品比で、モータードライブ回路の消費電力を約3分の1に抑えることができる。チャージポンプレスにより、従来のチャージポンプ付きで必要だったスイッチングトランジスタのゲート駆動用昇圧回路(チャージポンプ回路)用コンデンサ2個を不要にした。

  1チャンネルの「BD65491FV」(消費電力0.80mA/1.30mA、オン抵抗0.35Ω/0.5Ω、6.4×5.0×1.15ミリパッケージSSOP―B16)と、2チャンネルの「BD65492MUV」(同0.95ミリA/1.30mA、同0.9Ω/1.2Ω、同4.0×4.0×1.0mVQFN024V4040)をとりそろえている。

  チャージポンプ 付きの同社従来品では、動作電圧範囲2.0―9V、オン抵抗1Ω、6.4×6.6×1.15ミリパッケージだった。


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